「空想癖」で頭が一杯になる方、「今」に焦点を当てて楽に生きよう!
皆さんは「空想」ってしたことありますでしょうか?
「空想」は現実に全くないものや好きなことを頭の中であれこれと考えます。
空想をすることでクリエイティブな事や新しい発想が生まれたりするので、芸術肌の方にも多いのではないでしょうか?
しかしながら、空想することを現実からの逃げ道にすると現実と向き合えなくなり本当に辛い思いをします。
それが常でなければ良いのですが、「空想癖」のレベルまで来てしまうと、一日中「空想」に没頭してが現実に焦点を当てて生きていくことが難しくなります。
今回の記事は
・時間の多くを空想に費やしてしまっている方
・「今」に焦点を当てて生きられない方
に「空想癖」から生じる問題と「現実」を生きられるようにする向き合い方についてご紹介したいと思います。
空想と妄想の違いとは
心理学において「空想」は頭で考えていること等と現実が区別できていて、「妄想」は現実と信念が区別できておらず信じ切っていることです。
簡単に説明すると「空想」は想像を働かせて色んなことを現実と分けて考えることで、「妄想」は思い込みですべて考えてしまっていることです。
特に「妄想」は治療が必要な障害であることがありますので、気になる方は下記リンクを参照ください。
世間では「空想」と「妄想」がごっちゃになって説明されていることがあるので気を付けて下さい。
空想に逃げてしまう・・・
何か現実で問題が起こると「空想にふけってしまう」ことはないでしょうか?
問題に向き合うのが嫌だったり、目をそらして考えたくない為についつい「空想の世界」に行ってしまう・・・
私自身ものすごい空想癖の持ち主で、現実で解決できない問題や人間関係でストレスを感じると直ぐに「空想癖」が発動して、現実から逃げるという癖がついてしまっています。
空想に逃げるようになってしまうと3つの問題が生じてしまいます。
1.逃げる癖がついてしまう・・・
先ほど私自身のことを説明しましたが、嫌なことがあると「空想の世界に行く」ということをしてしまうと簡単に逃げる癖がついてしまいます。
理由は目の前の問題から目をそらして、簡単にストレスから解放されるからです。
加えて別に悪いことをしているわけではなく、嫌なことを引きずらない為にやっているなど色々と弁明ができるので余計に癖がつきやすいのです。
逃げる癖がつくと現実と向き合えなくなるだけでなく、問題がどんどん深刻化していくにつれて、逃げることが癖から生きる手段になってしまいます。
手段まで来てしまうと現実と向き合うことがほとんどできなくなってしまい、自分でもどうしたら良いのかわからなくなってしまうこともあります。
2.現実の問題は変わらない・・・
「空想」に逃げたところで現実で起きている問題は解決しません。
それどころか逃げていた分だけ問題は深刻化しています。
お恥ずかしい話ですが、私は自分に自信がなくて本当は能力のある人間だと思いたくて、何かしらミスなどをしても「空想に逃げて」自分を守ってきました。
しかし、そんなことを続けたせいで周りの人たちから呆れられてしまい、孤独な時間を沢山過ごしました。
それだけでなく、深刻化した問題を解決する為に今も苦しい思いをしています。
3.言い訳の癖もつく・・・
「空想」に逃げる癖がつくと自然と言い訳の癖もついてしまうのです。
一見関係ないように思えますが、先に説明した通り「空想」は現実との区別がしっかりとついている為、逃げているという自覚があります。
そうすると自分に対する自信を無くして、現実で何かが起こるたびにどんどん自信が無くなります。
その内に自信を無くすのを止めようと言い訳をして、自分自身を守るようになるのです。
言い訳をするとその場しのぎで自分を守れますが、言い訳をしたという自責の念から更に自信を無くします。
そして「空想」に逃げるという悪循環に陥ります。
「今」に焦点が合わない・・・
「空想癖」があるとやってしまうことがもうひとつあります。
それは現実のことを考えるのではなく、現実にはない出来事について延々と思いを馳せてしまうことです。
益体もないことについて考えたり、実行するわけではないけれどあれこれ考えを巡らせたりします。
考えている間は楽しいので良いのですが、現実の時間はどんどん進んでいき我に返った時に「一体何をしていたんだろう」と後悔の念にさらされることになります。
空想は悪いことではない
ここまで「空想」についてネガティブな話をしましたが、「空想」自体はクリエイティブで自由な発想を得るため等良いことも沢山あります。
「空想」はタイミングと時間を決めて行えば新しい仕事のアイデア出しに使えたり、斬新な意見を出すこともできます。
大切なのは「今・現在」に焦点を当てて「空想」することで、現実の問題を解決するためのアイデア出しをしたり、必要なことや求めていることに向かって進んでいくことが出来ます。
「空想癖」をポジティブに改善しよう
それでは具体的に「空想癖」をネガティブなものからポジティブなものに変える方法を3つご紹介します!
1.空想に逃げたくなったら理由を考える
「空想」に逃げたくなったら、何が原因で逃げたくなったのかを考えます。
原因が分かったら逃げたくなる要因が起きなかった時のことを考えてみます。
そうすると逃げたくなる原因を起こさない為に必要なことが見えてきます。
必要なことが分かったら問題を解決する行動を起こすことが出来ます。
しかし、問題解決のための行動を起こしたくないと考えてしまうこともあるでしょう。
例えば、テストで赤点を取りたくない→勉強をする時間を作る→勉強したくないというのは誰しも一度は覚えがあるのではないでしょうか?
テストで赤点を取りたくないから、勉強したくないという新しい問題が出てきましたね。けれど大切なのはここで、勉強をしたくないという理由が出てきましたよね。
なぜ勉強をしたくないのでしょうか?
遊ぶ時間が減るとか、つまらないとか更に深い理由が出てきますよね。
ここまでくると、問題解決への行動が起こしやすくなります。遊ぶ時間を確保したいなら、学校の休み時間を勉強に充てるとか、勉強がつまらないなら、自分の興味のある分野と絡ませてみるとか具体的な行動が考えられます。
そして、具体的な行動を考えたら、それを実行する自分とやらない自分を「空想」してどちらが自分にとって良いのか比べてみます。
逃げたくなった時にはこれを繰り返すことで、逃げたくなる原因と対処行動を自分で考えて実行できるようになるので、「空想」を有意義に使えるでしょう。
2.空想の内容をあらかじめ考えておく
「空想」することをあらかじめ考えておくことで、「空想」したくなったらその内容を考えることで、逃げ道に使ったり・現実離れした考えに時間を奪われなくなります。
例えば、私はネットビジネスで成功していることを「空想」し、どのようにして成功まで至るのかを遡って考えるようにしています。
注意する点としては「空想」している時に、成功体験を想像すると成功したんだと錯覚して満足してしまうことがあります。
必ず自分が努力をしている姿を想像して、それに見合う成功ビジョンを想像するようにしましょう。
私もいきなり年収を10倍にするとか考えたことありますが、そうなるための努力を全く想像できず、ただ成功できるような錯覚を覚えてしまい、痛い目を見る羽目になりました。
皆さんは同じことにならないように成功体験には必ず努力をしているイメージを入れましょう!
3.空想するタイミング・時間を決める
「空想」することを一日の中でタイミングと時間を決めておくことで、適切に「空想」が出来て、「空想」したいと思う欲求も発散できます。
私は朝の時間とジムで運動をしている時間は自由に「空想」するようにしています。
理由は朝は最もクリエイティブなことに向いている時間で、朝活が終わった後は30分ほど「空想」する時間を取ってブログの記事や新しいビジネスのアイデアを考えています。ジムでは身体を動かしながら、好きな音楽を聴いて「空想」にふけるのがとてもストレス発散になるからです。
今サラッと私の「空想」する理由をお伝えしましたが、「空想」をポジティブにするなら必ず自分なりの理由を説明できるようにすると良いです。
「空想」を逃げ等のネガティブなものからポジティブなものに昇華するなら、何故「空想」するのかを自分なりに考える必要があります。
私は「空想」している時に本当に様々なアイデアが浮かんでくるので、アイデアを出すクリエイティブな能力をふんだんに発揮したいので、「空想」します。
このようにタイミングと時間と目的を決めて、「空想」するようにすれば、時間を失わずに健全な空想ができますよ!
まとめ
今回は「空想癖」をポジティブにするために
・空想に逃げたくなったら理由を考える
・空想の内容をあらかじめ考えておく
・空想するタイミング・時間を決める
の3つを紹介しました。
私は今でこそ「空想癖」を自分である程度コントロールできるようになりましたが、以前は「空想」に多くの時間を費やしてしまっていました。
しかし、その経験があったからこそ今現実と向き合うことが少しずつできるようになりました。
皆さんが「空想」に逃げたいと感じたときに、この記事の内容が少しでもお役に立てれば幸いです。
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