「思い込み」が激しい方へ。~思考を変える3つの方法~

2021年2月26日

皆様は「思い込み」をしてしまうことってありますでしょうか?

自分で正しいと信じ切っていた為に確認を怠ってトラブルになってしまったり、事実の裏付けが取れていないのに大丈夫だと思い込んで失敗したり・・・。

「思い込み」というのは非常に強い信念で、上手に利用すればポジティブに働くこともありますが、「思い込み」が激しくなるとネガティブな結果になってしまっています。

思い込みが激しい人は事実とのずれや極端な思考故に人と上手くコミュニケーションが取れなかったり、物事を円滑に進めることが困難になります。

今回は

・思い込みが激しくて悩んでいる人

・思い込みから解放されたい人

に「思い込み」から起こるトラブルと思い込みの解消法についてご紹介したいと思います。

近い内容として「空想壁」の記事もありますのでこちらも参考にしてください。

https://ty-service.net/2021/02/24/kuusou/

思い込みと妄想の違いって・・・?

「思い込み」と「妄想」は一見同じようですが、決定的に異なることがあります。

それは「正しい考え」に立ち返れるかどうかということです。

「思い込み」は事実の裏付けが取れて「思い込み」に気づいたときに認めることができますが、「妄想」の場合は思い込んだことを絶対的に信じているのでそれが困難です。

思い込みが激しくなり現実との区別がつかなくなってしまうと「妄想」で事実を認め思考の間違いにきづけるのが「思い込み」です。

特に「妄想」は治療が必要な障害であることがありますので、気になる方は下記リンクを参照ください。

思い込みをしてしまう人

それではどのような方が思い込みをしやすいのでしょうか?

思い込みをしてしまうタイプは

・自分に自信がない

・コミュニケーションが苦手

・自己完結型の人

・プライドが高い人

のような方が当てはまります。

自分に自信がない方」は自尊心を守るために人からの指摘などを受けたくないことから思い込みをしやすくなります。

コミュニケーションが苦手な方」は思い込みを解消したくても事実確認をするために人とコミュニケーションを取りたくなくて、自分の中で答えを出そうとしてしまいます

自己完結型の方」は自分の中で答えを出して満足して終わるので、事実の確認ができていないため思い込みになりやすくなる。また、他人からの指摘にも敏感なので、余計に思い込みになってしまう。

プライドが高い方」は質問をしたり確認を行う行為が自分の評価を下げるあるいは能力の無さを証明することだと考えてしまい、思い込みに繋がっていきます。

思い込みの弊害

思い込みにはとても大きな力があります。

例えば、自分が必ず成功すると思い込んでいるとリスクをものともせず突き進め、反対に何をやっても駄目だと思うと行動を起こせず何もできなくなる。

これだけの違いを思い込み一つでもたらしてしまうのです。

激しい思い込みを続けていると3つの弊害が現れます。

1.事実とのズレからトラブルが起きる

最初にも述べましたが、「思い込み」は自分の頭の中で考えた結論で客観的な視点が無いため、事実と大きくかけ離れたものになってしまいます。

例えば、待ち合わせの時間に遅れてくるのは自分を軽んじているからだと思う。

落ち着いて考えれば、寝坊してしまったとか、道が混んでいた為とか色々考えられるのですが、思い込んでしまうために客観的な視点が抜け落ちています

途中で事実の裏付けを取ればよいのですが、「思い込み」が激しい方は事実と信じて最後まで疑わないので、確認をしないことも多いです。

これを続けると人間関係のトラブルになり、社会生活を送るにも不都合が出てきます。

2.アドバイスや指摘を素直に聴けなくなる

「思い込みが激しい」と全て自分の中で答えを出すようになるので、周囲のアドバイス・指摘を求めなくなり、聴いたとしても右から左になってしまいます。

更に、「思い込み」が激しいと入ってきた情報が自分の出した答えを裏付けるものとして解釈をしてしまうこともあります。

そうすると自分が出した答えが唯一無二のものになってしまい、トラブルが絶えなくなるばかりか成長の機会も失ってしまいます

3.妄想へと悪化してしまう・・・

「思い込み」の段階では事実と「思い込み」が異なっていることが確認できれば誤認を認められますが、思い込みが激しくなり悪化すると妄想になってしまいます

妄想になると「思い込み」と「事実」の区別がつかなくなり、思い込んでいることにすら気づけなくなってしまいます

思い込みが妄想になってしまうと社会で生活をするのが困難になるケースもあります。

思い込みの改善しよう

思い込みを改善するにはいくつかの方法があります。

今回は直ぐに実践できる3つを紹介したいと思います。

1.必ず「事実の確認」をする!

思い込みをする方は「事実の確認」をする前に自分の中で答えを出す傾向にあります。

私も反射的に自分の中で答えを出して、勝手に落ち込んだり・怒ったりしてしまうことがあります。

理由は「できない人間だと思われたくない」・「自尊心を守りたい」・「プライドを守るため」など自己中心的な考えによるものです。

いずれも他者の目を気にしてしまい、客観的な視点を持てなくなっているのです。

しかし、よく考えると「事実の確認」ができれば、「思い込み」で失敗をすることはなくなります

失敗をしなければ上記のような心配事は起きないのです。

なので、自分の考えが思い込みかどうか「事実の確認」を必ずするようにしましょう

そうすることで、トラブルが減るだけでなく、思い込んでしまっていることを認識もできます。

2.間違いを認めること

「思い込み」をしてしまうことの理由として、間違いを認められないことが挙げられます。

1でもお話ししましたが、自分の答えが正しいんだと思い込んでおくことで自尊心を守ることができます

しかし、「間違い」を素直に認めることで「思い込み」であることを自覚できるだけでなく、次回同じことが起きないように「事実の確認」をしようと思うことができるのです。

大切なのは本当の意味で自尊心を守るためには「思い込み」に気づいて、素直に「間違い」を認めることです。

3.コミュニケーションをとることを意識する

コミュニケーションを積極的に取ることで「思い込み」をする機会を減らすことができます

思い込みが起きてしまう原因は自己中心的に考えてしまうことがほとんどなので、積極的にコミュニケーションを取って、相手に関心をむけられるようになりましょう。

加えてコミュニケーションを積極的に取ると、信頼関係も生まれて相手に「確認」をすることが容易になるので「思い込み」が生まれにくくなります。

そうすると考えが自分の中から出て、相手に考えを伝える機会が増えるので思い込みが起こらない・起きても相談ができます。

コミュニケーションが苦手な方は日に数度はコミュニケーションを取るなど目標をもって行動すると、解決に向かって具体的に動き出せるので試してみてください。

まとめ

今回は「思い込み」をしてしまう方に

必ず「事実の確認」をする!

間違いを認めること

コミュニケーションをとることを意識する

の3つの解消法をご紹介しました。

思い込みをしてしまう癖がつくとトラブルが絶えなくなり、自分だけでなく周りにも迷惑が掛かり申し訳ない気持ちになります

私も本当に何度も何度も思い込みで周囲の人たちに迷惑をかけてきました。

この記事を読んだ皆さんが少しでも「思い込み」から解放されて楽になれるお役に立てたなら幸いです。

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Posted by takuya