創作・自己表現をしてみたい方へ ~アニメーション制作をしてみよう~

2023年9月2日

皆様はアニメーションが好きでしょうか?

アニメーションが好きな方なら、一度はアニメーションを作りたいなと考えたことがあるのではないでしょうか?

ストーリをーを考えて、そのストーリーに合わせて、映像や音楽が作られる。

考えるとワクワクしますね。

ただ、実際にアニメーションを作るとなると、心理的なハードルが結構高いですよね。

確かに私たちが多く見る、商業的なアニメーションやMVで見られるようなアニメーションを作るというのは簡単ではないと思います。

また、個人的には数秒の凝ったアニメーションもかなりハードルが高く感じてしまいます。

でも、大丈夫です。

例え絵が苦手でも、物語が考えられなくても、美術大学や専門学校を出ていなくても、アニメーションを作ることはできます。

今回は

・アニメーションを作ってみたいけれど、できる気がしない

・創作活動をしてみたい

・何か新しい活動をしてみたい

という方に創作の1つとして、私が実際に行ったアニメーション作りについてご紹介したいと思います。

前提としまして、本記事はアニメーションの作り方を解説するものではなく、技術や能力に関係なくアニメーション制作を楽しもうというコンセプトになります。

下の動画は私がつい先日初めて作ったアニメーション動画です。

処女作

この動画を見て、アニメーションを作るというハードルが下がったところで、本編に入りたいと思います。

アニメーションを作ろう

早速ではありますが、アニメーションを作っていきましょう。

アニメーション作りをすると調べると…、「企画」を考えてなど、色々出てきますが、個人で作るのにそんなところから入る必要はないと思います。

アニメーション作りに必要な要素はつまるところ「1.物語」「2.絵」「3.音楽(声なども)」これらがあれば、アニメーションを作ることができます。

勿論もっと細かく見れば沢山の要素がありますが、ここでは上記の3つで進めていきます。

それでは楽しいアニメーション制作を始めて行きましょう!

1.物語を作ろう

アニメーションの根幹となる物語を作っていきましょう。

物語を作るときに、最初に考えるのが「テーマ」です。

この物語を通して、自分は何を伝えたいんだろうというのが「テーマ」になります。

あるいは作ってみたい世界観を考えてみるのも良いかもしれません。

テーマが決まったら、早速の物語を書いていきます。

私が作ったときはストーリーの原稿は大体「4000文字」程でした。

ストーリーの文字数などは特に決まりがないので、もっと少なくても良いし、もっと多くても大丈夫です。

大切なことは楽しんで物語を作ることなので、苦痛に感じないほどでストーリーを書いてみましょう。

ストーリーを作るのが苦手な方

ストーリーを作るのが苦手な方は「絵本」を読むのがおすすめです。

絵本は物語をわかりやすく伝えているものが多くて、面白いしとても参考になります。

本屋や図書館に行って絵本を探してみると、ストーリーのイメージが湧いてきますよ。

私が好きな絵本を2つ紹介します。

ちいさな あなたへ

誕生日に母からもらった絵本で、私が一番大好きな絵本です。

お母さんが自分の子供について思いを馳せながら、子供の成長と時代への命の繋がりを描かれています。

この絵本を読むと家族とのつながりや生きることの意義を心で感じることができます。

何度読んでも感動してしまい、涙が止まりません。

是非一度読んで欲しい作品の一つです。

イバラードの旅

井上直久さんの作品の一つで、ジブリの「耳をすませば」やジブリ美術館で上映されている「星をかった日」の舞台にもなっています。

私もジブリ美術館で「星をかった日」を見て、興味を持ってイバラードの旅を買いました。

絵本もアニメーションもどちらもとても面白いので、是非一度見て欲しいです。

内容はイバラードという不思議な世界を旅する話で、作品全体を通して、ノスタルジーや神秘的な雰囲気を感じることができます。

2.絵を描こう

物語ができたら次は物語の舞台となる絵を描いていきます。

そこで最初に「絵コンテ」を作っておくのがおすすめです。

「絵コンテ」とは作品の展開を場面ごとに作るもので、絵を描くときはその場面に適した絵を作ればよいので、作るときに迷わなくてよくなります。

以下は私が作った絵コンテの一部です。

絵コンテは自分がアニメーションを作るときに場面として想像できれば良いので、私の絵位適当で良いんじゃないかなと思っています。

絵コンテを作ったら、後は実際に絵を描いていくという作業に入ります。

私はアニメーションを作るときの絵の描き方は様々なサイトで紹介されているので、参考にされると良いかなと思います。

以下は「ショートアニメーションメイキング講座」という書籍で紹介されていた瞬きのアニメーションを描いてみたものです。

アニメーションの作り方だけではなく、どうやって動きを出すのか等、アニメーション作りに必要なことを網羅されているので、是非参考にしてほしいです。

絵が完成したら、絵を動画として書き出します。

デジタルの場合はアプリなどを利用しているかと思いますので、アニメーションの書き出しを行って動画にします。

紙に書いている方はプリンターなどで読み取ってから、動画として書き出してください。

絵を描くのが苦手な方

アニメーション作りで恐らく一番の難関は絵を描くことじゃないかなと思います。

そこでおすすめするのが、絵を描くレベル感を設定することです。

私のアニメーションを見た方はお分かりかと思いますが、絵の動きが一切ありません。

私は趣味で絵を描くのは好きですが、絵自体はあんまり得意じゃなくて、寧ろ下手の横好きレベルです。

なので、私は全ての絵を外に行って取ってきた写真を加工したものと、画像生成AIで作成した画像のみでアニメーションを作りました。

更に絵本のような形式をとることで、動きを無くし、原画と原画の間に描く中割りの絵を何百枚も絵を描く必要が無くなったのです。

こんなのアニメーションではないと思われるかもしれませんが、実際に作っている内に少しずつレベルアップしていくものなので、手を止めてしまうよりも作り始めてしまった方がずっと良いと思います。

絵が苦手で作るのを辞めてしまうくらいなら、絵を描かずに、他の手段で絵を作ることを考えてみることをお勧めします。

ただ、フリーの画像でも人の作ったものを無断で使ったりするのはNGなので、必ず使う際のルールを確認して、他者の著作権などを侵害しないようにしっかりと調べてから、使うようにしてください。

勿論絵を自分で描きたいという人は自分が苦にならない、楽しんで行えるレベルで挑戦するのをおすすめします。

3.音楽を付けよう

物語と絵を組み合わせた動画ができたら、次はそこに音声を付けていきましょう。

残念ながら、私は音楽は一切作れないので、ここではフリーの音楽を使うことをお勧めします。

フリーの音楽を使う時は以下のサイトがおすすめです。

注意点としましては各サイトごとに利用するときのルールが決められておりますので、そちらを確認の上使用するようにしてください。

もしかしたら、動画を書き出すときに音声を付けている方がいるかもしれません。

あるいはアニメーションに音声は不要という方もいらっしゃるかと思います。

その場合は動画の編集をしてアニメーションは完成です。

作品を公開しよう

アニメーションができたら、作品を公開してみてもらうことをお勧めします。

恥ずかしくて見せたくないという方は例えばyoutubeで限定公開したり、親しい友人に見せたり、家族に見せたりするのがおすすめです。

自分の作った作品で誰かが喜んでくれたら嬉しいですよね。

ただ、ここでお伝えしたいのは作品を作ることを楽しむことが一番大切であるということです。

冒頭でもお伝えしましたが、自分の人生の時間を使って折角作るのですから、楽しみながら制作をしてほしいです。

視聴数を稼ぐためとか、収益化してお金を稼ぎたいとか、そういう欲もあるかと思います。

しかしながら、制作している本人が楽しいと思っていない作品には魅力も欠けてしまいますし、何よりも自分が作った作品に対して、どう思うかというのは人次第です。

この記事を見ている方は恐らく、楽しむことを目的にしてみてくれている方がほとんどだと思います。

なので、是非楽しみながら、作品作りをしていただけたら嬉しいです。

最後に…「楽しみながら作ろう」

楽しむことは他のどんなことよりも重要です。

楽しみながらやることで、自分自身を満たすことができます。

そして、自分を満たせば自然と人を満たすことができるようになっていきます。

自分が満たされていないのに、人を満たすことは容易ではありません。

これは、勿論創作に限ったことではありません。

創作をしているうちに、作っているものがチープに感じられたりして、純粋に楽しむことができなくなり、創作をやめてしまうことがあります。

皆さんも以下のようなことを感じたことは無いでしょうか?

・出来栄えを気にしてしまい、こんなものを作っても仕方がないと思う

・他の方がやっていることと比較して、自分のなんて価値はないと思ってしまう

・こんなことをしても収入には繋がらないから意味がない

しかし、私たちは優れた作品を作ったり、人に喜んでもらう為に創作をするわけではないと思います。

自分が何かを表現したいから、アイデアを形にしてみたいから面白いと言ってもらえるからつまりシンプルに楽しむことを目的にやっているのだと思います。

もしも、創作をするときに嫌な感情がわいてきたら、次の問いを自分に投げるようにしてみると良いです。

自分にどうにかできることかどうか

作品がどのように評価されるのか、他の人と比べてどのように捉えられるのかは自分ではどうにもなりません。

大切なのは自分の気持ちを尊重することです。

本記事が皆様の人生を楽しむきっかけとなれたなら幸いです。

トップページへ戻る